日本楽劇協会とは個人賛助会員
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山田耕筰年賦
日本楽劇協会とは
 1920年(大正9年)、山田耕筰は日本で初めて創作的音楽団体である日本楽劇協会を創立いたしました。まだオーケストラとよべるものもなかった当時の日本で、作曲活動の傍ら交響楽団を育て、西洋音楽の導入と普及を行うには組織の力が必要でした。
 以来凡そ90年、日本楽劇協会はオペラ公演や演奏活動を重ねながら、海外音楽家の招聘や、日本文化の海外への紹介に意欲的に取り組んで参りました。
近年はクラシック音楽に対する関心が一層高まり、海外演奏家の来日公演は益々増える傾向にあります。しかし、日本楽劇協会では、かつて山田耕筰自身、自らの作品を世界の演奏家たちと共演することによって、日本で新たに開花した西洋音楽を世界に紹介しつづけたことを踏襲し、日本のオペラや歌曲などを広く海外で公演する一方、近代日本における西洋音楽のルーツをたどるシリーズ演奏会を日本の多くの地域で開催しています。
 21世紀は日本近代音楽の新たな意義を問う世紀でもあります。
当協会ではこれまでの事業成果に基づき、今後も山田耕筰の創作活動の全貌と、激動の20世紀における日本文化の遺産を顕彰する活動を、日本国内および海外において行って参ります。